いよいよ、昨年行く機会を逃がした、目黒川沿道の満開の桜を目指して、満を持して出かける。
目黒川の桜は都内最大、日本全国でもトップクラスの人気のお花見スポット。今年のお花見のメインと決めていたので、大満開の日に当たることを想定して、開花状況のチェックを重ねてきた。
ほんの少し早いかもしれないが、土日はお天気も不安定な予報だし、混雑して身動き取れなくなるのだけは何としても避けたいので、今日の金曜日に賭けるしかない。
あまり期待しても裏切られるので、ほどほどの思いで出かけてみると、予想を超える素晴らしい開花状況。
今年初めて、やっと満開のソメイヨシノを見ることができた。
しかも、曇天ばかりだった昨年とは異なり、快晴の青空をバックに映える、淡いピンク色の桜も拝められる。
先日は、庭園美術館へ行くついでに、下見を兼ねて中目黒を起点に目黒川下流へと歩いてみたが、今回散策するのは、中目黒から上流に向かって池尻大橋へと抜けるコース。
池尻大橋への道は川幅も狭く、両岸の桜が重なるように咲いているのだそうだ。
そして、その足で原宿へ行き、代々木公園の桜を見て帰宅するというのが、本日の欲張り散策メニュー。
早速、沿道を歩きながら、両岸と橋からの景観を楽しむとする。
平日でも人出はもの凄いけれど、写真を撮るにも、桜を愛でるにも、大きな妨げになるほどでもなかった。
橋の上から目線に迫る、ソメイヨシノの美しさは格別。
両岸の桜が折り重なるように川を被い、それは見事な景観が続いていく。
迫力満点で、もうお腹いっぱい、胸いっぱい。
よく見ると、葉桜になって満開のピークを過ぎている桜も。
少し早いどころか、散り桜も一緒に楽しめるとは!
「ちとせはし」を過ぎるあたりから、桜の花びらが、だいぶ川に浮かんでいた。
そして、そろそろ、目黒川沿道のコースも終点に近づく。
ここで目黒川ともお別れ。
さて、お次は代々木公園。
ここも、たくさんのお花見客で賑わっている。
陽がだいぶ傾き、西日を浴びる桜がオレンジ色を帯びてきた。
代々木公園の桜も、思った以上に数が多くて美しい。
広々とした空間で寛げる、まさにここは都会のオアシス。
空に、お月さんが顔を覗かせてきたので、そろそろ家路につくとしよう。
休む間もなく歩いて、少々疲れたけれど、念願の日本有数の桜の名所の、満開のソメイヨシノを堪能できて本当に幸せ。
また一つ、桜の思い出が増えた。しっかりと脳裏に刻んでおこう。
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