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2017年4月13日木曜日

清瀬・春爛漫の黒目川

都心のソメイヨシノは、とうに散り桜のはず。
しかし、都下は数日遅れて満開となるので、散り始めているとは言え、まだ見られるかもしれない。

ただし、都心の満開がもたついた分、都下の桜も追いついて、殆ど終わっている可能性もある。

ともかくも、自転車でわずか10分ほどで着いてしまうので、今年最後のソメイヨシノの名残りを惜しんで、地元清瀬のお花見処に出かけることにした。

まずは、黒目川河畔のソメイヨシノ。

自転車で、川沿いの遊歩道に着く手前の地点から桜並木が見えてきた。



かなり散り始めているが、何とかギリギリに花つきを保っている。

ここが遊歩道の入り口。

しばらく行くと、ちょっとした休憩空間となっている、対岸のお花見場が見えてくる。
こちらのほうが、散り桜は進んでいる模様。


しかし、この季節ならではの、 花吹雪と散り桜のピンクの絨毯、木々や草花の芽吹きの美しさなど、光輝く爛漫の春を味わう楽しみがある。

最初に目に入ってきたのは、民家の白い枝垂桜。「駒繋ぎ」か、「仙台枝垂れ」か、はたまた、別の品種か。

少し先の遊歩道の脇には、もうツツジが咲き始めていた。
ツツジの花の間から、枯草が延びているという、珍しい光景。
特に手入れされていない証拠だが、より瑞々しさが引き立って見える。

次に見えてきたのは、ハナモモ。

遠くから濃いピンク色が見えてくるたびに、そこまで自転車を走らせた。
春はやっぱり、桃色がよく似合う。





そのすぐ前には、新芽の爽やかなライムグリーンが輝いた。
ただただ、そこに生まれ出てきただけで、美しい!



終わりかけの、珍しいハナモモ。
一本の木から、さまざまな色の花をつけている。
来年は、最盛期のときに訪れたい。

帰りは、行きと反対側の遊歩道を引返す。

黒目川に生息する、コサギとカモも、相変わらず元気いっぱいだ。
素早く餌を捕まえているコサギ

もの凄い勢いで泳いでいるカモ

道路から見えた桜並木を、河畔側から見る。



短い時間ながらも、心躍る風景に出会えて、来てみて大正解だった。

もっとじっくり楽しみたかったが、用事があるので、ここで、いったん家に戻る。

この調子で、駅の反対方向の柳瀬川河畔に行くつもりだったが、何やら、薄っすらと雨雲も出てきた。

信号待ちで、ふと見ると、野火止用水のショカッサイが目に留まる。
どこもかしこも、春爛漫の風景が溢れ出ている。

黒目川のソメイヨシノを見たら、すぐにでも柳瀬川にも行ってみたかったが、支度をして出ようとしたら、本当に雨が降ってきた。

今日のところは諦めて、明日の終了間近の「これぞ、暁斎」の展示会へ行く前に、なんとか、柳瀬川にも行くつもり。

自分でも、この執着心には呆れるばかり。




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