しかし、都下は数日遅れて満開となるので、散り始めているとは言え、まだ見られるかもしれない。
ただし、都心の満開がもたついた分、都下の桜も追いついて、殆ど終わっている可能性もある。
ともかくも、自転車でわずか10分ほどで着いてしまうので、今年最後のソメイヨシノの名残りを惜しんで、地元清瀬のお花見処に出かけることにした。
まずは、黒目川河畔のソメイヨシノ。
自転車で、川沿いの遊歩道に着く手前の地点から桜並木が見えてきた。
かなり散り始めているが、何とかギリギリに花つきを保っている。
ここが遊歩道の入り口。
しばらく行くと、ちょっとした休憩空間となっている、対岸のお花見場が見えてくる。
こちらのほうが、散り桜は進んでいる模様。
しかし、この季節ならではの、 花吹雪と散り桜のピンクの絨毯、木々や草花の芽吹きの美しさなど、光輝く爛漫の春を味わう楽しみがある。
最初に目に入ってきたのは、民家の白い枝垂桜。「駒繋ぎ」か、「仙台枝垂れ」か、はたまた、別の品種か。
少し先の遊歩道の脇には、もうツツジが咲き始めていた。
ツツジの花の間から、枯草が延びているという、珍しい光景。
特に手入れされていない証拠だが、より瑞々しさが引き立って見える。
次に見えてきたのは、ハナモモ。
遠くから濃いピンク色が見えてくるたびに、そこまで自転車を走らせた。
春はやっぱり、桃色がよく似合う。
終わりかけの、珍しいハナモモ。
一本の木から、さまざまな色の花をつけている。
帰りは、行きと反対側の遊歩道を引返す。
黒目川に生息する、コサギとカモも、相変わらず元気いっぱいだ。
素早く餌を捕まえているコサギ |
もの凄い勢いで泳いでいるカモ |
道路から見えた桜並木を、河畔側から見る。
短い時間ながらも、心躍る風景に出会えて、来てみて大正解だった。
もっとじっくり楽しみたかったが、用事があるので、ここで、いったん家に戻る。
この調子で、駅の反対方向の柳瀬川河畔に行くつもりだったが、何やら、薄っすらと雨雲も出てきた。
信号待ちで、ふと見ると、野火止用水のショカッサイが目に留まる。
どこもかしこも、春爛漫の風景が溢れ出ている。
黒目川のソメイヨシノを見たら、すぐにでも柳瀬川にも行ってみたかったが、支度をして出ようとしたら、本当に雨が降ってきた。
今日のところは諦めて、明日の終了間近の「これぞ、暁斎」の展示会へ行く前に、なんとか、柳瀬川にも行くつもり。
自分でも、この執着心には呆れるばかり。
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