4月の初旬、中旬、下旬と、シダレザクラから始まり、ソメイヨシノ、サトザクラへと、めくるめく続いた桜の花のリレーも、ようやく一段落した。
晩春の花々から、初夏の花々へとバトンタッチされたのである。
4月最後の外出は、またまた都立庭園のツイッター情報から、気になる庭園を2つピックアップして、訪問することにした。
まずは、旧芝離宮恩賜庭園の藤と牡丹。
ここは、つい先日ソメイヨシノを見に、初めて訪れた庭園である。
浜松町の駅から、わずか1分のところにある旧芝離宮恩賜庭園へは、今回は北口に出ることを忘れず、あっという間に到着する。
入るとすぐ、藤棚が目に入る。
想像していたより大きな棚で、見ごたえがあった。
風に揺れ、青空に映えるフジは美しかった。
次に、アヤメの濃い青紫の一群も目に留まる。
こちらはイチハツ。
なんでも、アヤメ類の中で、一番最初に咲く花であることから付いた名称であるらしい。
さわやかなブルーだ。
つい二十日前に満開だったソメイヨシノは、この通り、すっかり新緑の並木になっている。
それを追いかける楽しみを、2017年の春は、くまなく堪能できた気がする。
季節の花、ハナミズキも満開だ。
ソメイヨシノの並木の裏手の、こんもりとした山の斜面に、ボタンは植えられていた。
日差しが強く、燃えるような色合い。光に反射しても、色調の濃さは変わらない。
傘をさした牡丹は、まさに和の風情。
今度は、小山の上から見下ろしてみる。
名残りのサトザクラ。
シャクナゲも、ボタンに負けじと、真っ赤に燃えていた。
ツツジは、これからが本番。
やはり、旧芝離宮恩賜庭園もまた、都会のオアシスなのだ。
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