今年のソメイヨシノ巡りは、我ながら粘り強いものがある。
都心が終われば、やや北に向かってお花見処を考える。
そこで、電車で20分ほどで着く、狭山湖畔を散策することにした。
西武球場前駅から歩くので、自宅からはトータルで小一時間というところ。
時間としては都心へ行くのと変わらないが、やはり車窓からの景色は、遠くに山が見え、小高い丘や緑が増えてくるので、ほとんど旅気分である。
秩父の札所に行ったときのような、狭山不動尊のいくつもの寺も見られる。
不動尊前の休憩処では、私の大好きな焼き団子が売られている。これはもう、買わずにいられない。首尾よく、温かいほうじ茶もポットに入れてきた!
到着して驚いたのは、30年くらい前に訪れた時の桜の景観が、全く変わってしまっていたことだ。
公園としてキレイに整備されているものの、木も小さく、数も減って、桜の木の下での、たくさんの人々が集うお花見の賑わいがなくなっていた。(平日だからか?)
楽しみにしていた、土手から見下ろす迫力あるソメイヨシノの並木は、どこへいってしまったのだろうか。
明らかに新しく植えられた小木が多く、少々がっかりさせられた。
とは言うものの、湖とのコントラストや、散策しながら目にする桜の木々を見ているうちに、昔の記憶とは別の新たな景観に、惹きつけられていった。
広々とした山口貯水池の新鮮な空気を思いきり吸い込んで、清々しい旅気分!
帰りは、これも以前にはなかった、丘陵の階段を下りて、駅へと向かう。
今度は、富士山が見える快晴の日に来てみたい。
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