昨年より気になっていた南青山の根津美術館へやっと行くことができた。
根津美術館は、「東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎(1860~1940)が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存し、展示するためにつくられた美術館」である。
そして、建物に隣接する庭園の散策や、その美しい庭を望むNEZUCAFE でお茶をするという楽しみもある。
今回の訪問は、時間に限りもあるので、美術品の鑑賞はメインとせず、この庭園とカフェにターゲットを絞って行くことにした。
玄関口へのアプローチ |
チラシ |
仏教には興味があるが、その心を理解するに至らず、更に絵画となると殆ど無知なので、私にはハードルが高すぎる。
しかし、「昭和15年の財団設立当時、4,643点でスタートした当館の所蔵品の数は、平成28年3月末の時点で、7,420件を数えるにいたって」おり、「これらのうちには、国宝7件、重要文化財87件、重要美術品94件がふくまれて」いるというのだから、常設についても本来ならじっくり鑑賞する価値は十分にある。
根津美術館のシンボルとも言える、意外に大きな「双羊尊」も見ることができた。
日を改めて、もう少し知識を蓄えて再訪したい。できれば、尾形光琳の国宝「燕子花図」が展示される際に。
一通り展示フロアを回った後、庭園を散策する。
想像以上に広々していて、高低差もあり、まだ春になったばかりなのに、木々の緑も豊富で美しい。
池に快晴の空が映え、まるで鯉が天空を泳いでいるよう。
NEZUCAFEから見る庭。
窓際の特等席に座れてラッキーだった。
アップルパイにアイス、バウムクーヘン添えのケーキセット |
閉館間際になり、夕陽が差し込んできた。
四季折々に訪ねて、季節の変化を味わってみたくなる美術館である。
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