日経新聞の記事によると、東日本の桜の名所ナンバーワンは、埼玉県新座市にある跡見学園女子大学であるという。
この意外なランキングを人に聞き、是非見てみたくなって、出かける計画を立てる。
ラッキーなことに、地元から出ているバスを乗り継いで、跡見学園女子大学・新座キャンパスへと辿り着くことが分かった。
しかし、どう考えても、東日本には名立たる桜の明所が沢山ある中で、いくら美しい桜が見られるとはいえ、その規模において一大学がトップに挙げられるのは不思議な話である。
改めてウェブ検索してみると、元記事が見つかった。
つまり、東日本の大学限定のランキングであり、それならば十分納得できる話だ。
実際に訪ねてみると、跡見学園女子大学では、ソメイヨシノの本数はさほど多くはなく、品種の多様さ(45種、189本)と、花の美しさが魅力的な桜名所であった。
そして、ヤマザクラからサトザクラに至る、3月から5月まで順次咲く花々を楽しめるようになっている。
桜の花の鑑賞の前に、この可愛いキクモモが目を引いた。
さまざまな品種のどの桜も、たとえ一本であっても存在感があり、立派な枝と花つきの樹が多かった。
交雑個体 |
これから咲き始めるサトザクラの「イチヨウ(一葉)」。たくさん植樹されているので、4月中旬以降は見ごたえがあるだろう。
イチヨウ |
カエデの鮮やかな新緑が目に沁みる。
カエデの赤い花 |
随分と背の高い枝垂れ桜。
樹齢はどれくらいなのだろうか。
外階段を昇って撮ってみる。
こんもりとしたサトザクラの「センダイシダレ(仙台枝垂)」。
センダイシダレ |
ベニシダレは咲きかけ。
その控えめさも美しい。
白系が好きなので、このサトザクラの「コマツナギ(駒繋)」にはぞっこんになった。毎年拝みに来たいくらいだ。
コマツナギ |
ハナモモもちょうど綺麗に咲いていた。
ミツバツツジとの競演。
サトザクラの「ミクルマガエシ(御車返し)」まで見られるとは、思いもよらなかった。
ミクルマガエシ |
ソメイヨシノの並木もある。
たわわに咲き誇り、迫力満点。
散り桜も美しい。
今日もすっきりしない天気で、鮮やかな花の色を写し出せなかったのが残念だ。
次回は、是非晴れた日を選んで、またコマツナギに会いに訪れたい。
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