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2016年4月27日水曜日

躑躅の六義園~フレンチパウンドハウス 大和郷


9日前に行ったばかりの六義園に再び行くことになった。

予定していた、例年4月末に見ごろとなる西新井大師の牡丹が、もう殆ど散ってしまったと知り、それならば、おそらく満開となっているツツジの六義園の全景を、藤代峠から眺めてみたくなったのだ。

まだまだ新緑も美しく、ボリューム感が出てきて、より鮮やかだ。
シンボルツリーの枝垂桜のすぐ隣の藤棚のフジも満開を迎えつつある。


今度は園内の造りがだいたい分かっているので、真っ先に藤代峠に向かった。

しかし、見晴らし場は多数の先客に占有され、大人数のグループがツツジの周りに集まっている。
やはり、つつじ祭り開催中の六義園には外国人観光客も含めて、訪問客も多い。


ここは後回しにして、先に園内を一巡りすることにした。
前回、まだ蕾が多かったキリシマツツジも、満開になっている。

満開と言っても、多数の種類のツツジが同時に咲き揃うわけではないので、六義園の躑躅が見ごろとなっている、といったところだろう。



吹上茶屋の牡丹



やはり六義園は、大泉水を臨む景観が素晴らしい。


そして、数多く配された茶亭やベンチで和やかな一時を過ごす。

国指定の名勝は複数あるが、特別名勝となると数えるほどしかない。六義園はそのうちの一つである。

季節を選ばず、何度でも訪れなくなる名庭園は他にはなかなか見つからない。

最後の楽しみは、藤代峠からの眺望。





六義園の躑躅と新緑の季節を満喫した後は、食べログで探した隠れ家的喫茶店「フレンチパウンドハウス 大和郷」に寄ってみた。

着いてみたら、ここも巣鴨駅から帰るときの通勤路にあり、よくこの前を通っていたのだった。ケーキも買った覚えがある。

でも、店内でお茶をするのは初めて。
濃さを選べるガティマラ。ケーキ・ロートンヌはとっても美味。


フレンチパウンドハウス 大和郷


次に六義園に訪れるのは、古河庭園のバラが満開になる頃だろうか。
とても待ち遠しい。










2016年4月25日月曜日

井の頭公園・うさぎ館~コベントガーデン


本日は、井の頭公園の森の中にある「カフェ・ドゥ・リーヴル うさぎ館」と、吉祥寺の街中の雑貨店「コベント・ガーデン」に行ってきた。

吉祥寺の街を散策するのは実に久しぶりのこと。
映画を観に行ったり、友人と会ったりというのはここ数年でも何回かあったが、井の頭公園の中や、街を徘徊するのは、約20年ぶりかも知れない。

この井の頭公園の新緑の美しさには、ハッとさせられた。
桜や紅葉の時期や、お正月にもやって来たことはあったが、新緑の季節はおそらく初めて。

何処も彼処もみずみずしい葉っぱが光り輝いていて、とても清々しい気分になってくる。
外出するには一年で、一番いい季節だ。




大きなヤマツツジも満開。

この先を行くと、うさぎ館があるはず。

道路を一本隔てて、うさぎ館があった。

店内では、吉田キミコさんの絵のギャラリーがあり、絵葉書も売られている。

塩キャラメルのアイスクリーム添えのブラマンジュもシナモンバターのクレープも、どちらもとても美味だった。
クレープとハイビスカス&ミントティー

次は、コベント・ガーデンへ。
その前に、店頭の多肉植物に釣られて、「ナチュラル・キッチン」に寄る。


そして、「コベント・ガーデン」に到着。



わりとリーズナブルなアンティーク雑貨店だ。2階はアウトレット。
20年前より、更に昔の吉祥寺はもっと泥くさいイメージだったが、すっかりお洒落で洗練された街に変貌しているのに驚いた。

また近いうちに来るとしよう。


カフェ・ドゥ・リエーヴル うさぎ館





2016年4月20日水曜日

高尾・多摩森林科学園の春


多摩森林科学園は、高尾駅から歩いて10分足らずの丘陵にある国の森林研究機関。
日本全国のサクラの木が集められ、種の保存などの研究がなされているサクラ保存林で知られている。
一般公開されているので、季節になると、ここに来れば4月の上旬・中旬・下旬と、さまざまに異なる種類のサクラの花を、山里の風情で楽しむことができる。

かつて浅川実験林と称していた頃に訪れたことがあり、今回は確か4回目。
前回の訪問からは30年近く経っているはずである。

自宅からは時間的に行けないと思い込んでいたが、グーグルで調べてみたら、1時間20分もあれば着くと判明。
ソメイヨシノが終わって、新緑と種々のサトザクラの咲く中旬が最も美しいので、早速出かけてみた。

園内に一歩足を踏み入れてみると、いきなりフィトンチッド・シャワー全開の森林に浴することになる。
駅から徒歩10分で新緑のハイキング気分に浸れるのである。

以前来た時とルートが異なるのか、すっかり忘れていたのか、こんなに背の高い樹木群とワイルドな森の風景は記憶になかった。
メタセコイアがこんなに高く屹立していて迫力があり、カエデも多く、これは紅葉の秋にまた来るしかないと思わせる。

しかし、肝心のサトザクラは残念ながら殆ど散ってしまっていた。


今年はソメイヨシノの満開がもたついているうちに、他の花々がどんどん追い付いてきたようである。

下旬に咲くカンザンが満開近くになっており、その前に咲く、ウコンやイチヨウやフゲンゾウあたりのサトザクラと新緑との見事なグラデーションは観ることができなかった。

それでも、山の地形を生かした山道から俯瞰する新緑の樹木の風景は眩く輝いて、絶え間ないホトトギスのさえずりの中で小さなトレッキングを十二分に堪能することができた。


所どころに目をひく見頃のサトザクラ。
松前サトザクラ

御衣黄(ギョイコウ)

会津虎の尾

白いブラシのように見える上溝桜(ウワズミザクラ)

多摩森林科学園を後にして、駅までの一本道の沿道の、園内では散ってしまっていたサトザクラを見上げてみる。
白妙(シロタエ)


朱雀(スザク)


黄色から赤みが掛かり始めた鬱金(ウコン

次回はしっかり園内で鑑賞するとしよう。