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2017年5月22日月曜日

国分寺・殿ヶ谷戸庭園~イングリッシュガーデン・ローズカフェ


今日は、昨年に続き、国分寺のイングリッシュガーデン・ローズカフェのバラを見に出かける
同じく、昨年帰りに寄ろうとして時間切れとなった殿ヶ谷戸庭園に、今度は先に寄ることにした。

ローズカフェのバラは、昨年の初めての訪問で十分堪能したが、後になって、実は「大満開」が、その数日後であったとオーナーのブログで知り、再度挑戦したいと考えていたのだった。
とはいえ、他のバラの名所にも行きたいので、2年連続で行くつもりはなかった。
ところが、今年もブログをチェックしていたら、「オープン以来15年間、日々手入れをしている私ですら今年のバラにはうっとりしてしまいます。今年のバラをお見逃しなさりませんよう・・・。」とのオーナーの言葉が目に留まった。
そうと知った以上、俄然、この機会を逃すまいという気持ちが湧いてくる。
私自身も、旧古河庭園訪問以来、自宅周辺などの今年のバラを観察して、これまでになく美しいと感じていたので、やっぱり!と、思わず首肯する
それならば、今度こそ大満開に合わせて行こうと、連日、ローズカフェの開花状況をチェック。

さらに、都立9庭園フリーパスの庭園のうち、まだ訪問できていない殿ヶ谷戸庭園では、バラと同じ頃に咲くカルミアがそろそろ見ごろとのことで、一緒に見に行くのにちょうどいい。

そして、いよいよバラが「大満開」に入ったとの情報。

殿ヶ谷戸公園は、国分寺駅のすぐ目の前。ローズカフェへの途上にある。
入り口の手前に、涼し気な季節の山野草が展示されている。

中に入ると、広々とした敷地に、鮮やかな樹林の緑が広がっている。


萩のトンネルを通り抜けると・・・
お目当てのカルミアが、たわわに咲いていた。



ホタルブクロ

傾斜のある土地を下りていくと、更に緑は深まっていく。
右手には、背の高い立派な竹林が密集している。
誰もいない竹林で、風がザワザワ吹き抜けていく。
まるで、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚になる。

竹林に覆いかぶさるカエデ。これが秋になって紅葉したら、どんなに素敵なコントラストだろうと想像してみる。

更に進むと、湧水池があった。



この池を見下ろすように、「紅葉亭」の見晴らし台が、断崖の上に配置されている。
まさに、殿ヶ谷戸庭園が、「武蔵野の自然の地形、すなわち段丘の崖にできた谷を巧みに利用した『回遊式林泉庭園』」であることがよく分かる。
池から見上た趣のある景観が、なんとも素晴らしい
見晴らし台にたどり着く。

やはり、紅葉シーズンにもう一度やって来て、「紅葉亭」から眼下の池を望む景観を楽しみたい。


それにしても殿ヶ谷戸庭園は、もっと素朴な庭園なのかとイメージしていたが、少し趣きが違っていた。
意外にも、年輪を重ねた、ややワイルドな緑の風景が広がり、都会からの隔絶感もあって、荘厳な雰囲気を漂わせているのだ。
帰り際、ふと見ると、季節の花、シランが風に優しく揺れていた。


そして、いよいよ、イングリッシュガーデン・ローズカフェに到着。

今日は風が強いので、室内のテーブル席に座る。


そして、さっそくイングリッシュガーデンの、大満開のバラを、一つひとつ、じっくり鑑賞することにする。

以下は、ただただ、うっとりしてしまうバラたちの写真を撮った順番通りに、ピックアップして載せたもの。



ジギタリスも満開




アリウム

オルレア















 今年も残念なことに、陽が強すぎて、逆光の反射で、うまく全景が撮れなかった。
本当は、もっと色とりどりのバラの海が見渡せるのに。



















フェンスに絡むクレマチス







5時近くなり、人の気配も少なくなってきた。
相変わらず西日が差し込んできて、眩しい。







下から見上げるたわわなバラのアーチ



ガーデンをぐるぐる巡り、さまざまなアングルからバラを見ては、その美しさに嘆息する。
そして、ついまた同じバラを撮ってしまうのである。
これが「大満開」の豊饒なバラの風景の味わう醍醐味でもある。
それでも、この先、もっと素敵なバラに出会えるような予感がする。
そんな、イングリッシュガーデン・ローズカフェに、また訪れることになるだろう。

最上級のバラたちに満たされたあとは、帰宅前に、タリーズで一休みしてお腹を満たす。

今日も、大好きなバラと季節の花々を堪能できて、大満足の一日だった。







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