今日は、太田美術館の「浮世絵動物園」・後期の展示会に行くついでに、ちょうど見ごろの代々木公園のバラを見に出かけた。
代々木公園には、バラのエリアが2つある。
一つは、ハーブ園や花壇がある「フラワーランド」で、もう一つは、丘の広場にある「バラの園」。
昨年、初めて代々木公園に訪れた際は、フラワーランドがあまりに素敵で、夢中になって写真を撮っているうちに、時間切れとなってしまった。
そこで、今回はバラの園をメインに回ってみる。
天気予報では、曇りのち雨となっているので、太田美術館に行く前に、代々木公園に寄ることにした。
バラの園に着くと、見ごろをやや過ぎたくらいのもの、まだ蕾のものなど色々で、全体としては最盛期と言ってもよさそう。
大輪系もあれば、つるバラや野バラ系もあり、バラ園としては大きくないものの、バラエティに富んでいるので、見て回るのが楽しい。
ロートマックスグラフ |
ケアフリーワンダー |
スワニー |
サマーモルゲン |
つるブルーバユー |
ひとつひとつを丁寧に見てみると、咲き具合によって、だいぶ表情が違って見えてくる。
<希望>
<ダイアナ・プリンス・オブ・ウェルズ>
<夢想>
それぞれの花の数は多くないが、さまざまな種類のバラを観察できる。
ベラローマ |
丹頂 |
わかな |
イエロー・シンプリティ |
プリンセス・ミチコ |
ヘンリーフォンダ |
ルーピング |
ホワイト・マジック |
恋心 |
可愛らしい野ばら系の中輪、小輪も多種植えられている。
ピンクメイディランド |
ラベンダードリーム |
ビンゴメイディランド |
レッドメイディランド |
バラの園を丹念に見終わったので、今度はフラワーランドのほうにも行ってみる。
今年は特にバラが綺麗に咲いているとのことで、やはり一目見ておきたくなった。
中央広場のヤマボウシは、白い花をたくさんつけ始めている。
フラワーランドのバラと花壇が見えてきた。
花嫁と花婿のカップルが写真を撮っているのは、昨年と同じく、絵になる光景。
バラは最盛期に近く、とても美しく咲いている。
少し見てみるだけのつもりが、もっと見たくなり、急に逸る気持ちが湧いてくる。
5時半に閉館となる太田美術館へは、鑑賞するのに最低でも1時間は必要なので、20分以内に代々木公園を後にしなければならない。
太田美術館の今回の企画は、今日を逃せば、残り3日で終了する。しかも、明日は、ミュシャ展に行こうかとも考えている。
ふり返ってみると、4,5月は、こんな風に、美術展と季節の花鑑賞の訪問日の拮抗と、お天気との兼ね合いで、あれこれ頭を悩ませる毎日だった。
こんな他愛ないことで悩む日が到来するとは、未だに信じられない思い。
結局、迷いながらも、今日は一期一会のバラ鑑賞を優先することにした。
昨年は見ごろを過ぎていたウインド・ソングが、真っ盛りなのが嬉しい。
ウインド・ソング |
アンジェラ |
大好きな白いバラも見ごろを迎えている。
ファビュラス |
グランドホテル |
ウーメロ |
伊豆の踊子 |
それにしても、晴れ間すら出てきて、天気予報の3時前後からの雨マークの雨は、どこへやら。
それがなければ、先に太田美術館へ行って、そのあとじっくりバラの写真を撮れたのに。
この時期6時過ぎまで外は明るいのだから。
それにしても、ジャルダン・ドゥはうっとりする美しさ。
何度でも見ておきたい。
存分に今年のバラを堪能して、次はハーブや季節の花々のエリアへ。
紅花栄(ベニバナサカウ) |
ブルーサルビア |
フランスギク |
ガーデニングの優れもの、オルレアが真っ盛り。
ヤグルマギクなどのミックスフラワー。
先日の昭和記念公園を思い出す。
ポピーはまだ蕾がいっぱい。
大好きなニゲラの花畑。
少し余裕をもってフラワーランドが見れてよかった。
やはり、こちらのバラは活き活きして美しく、周りの花畑の景観も合わせて、とってもハイセンス。
代々木公園を後にすると、気付いたらゆっくりお茶する時間もあまりなくなっていた。
今日は、デュヌ・ラルテでクロワッサンを買う予定。しかし、やはりというか、売り切れなので、ラルテ、アサムギ、キュブベー、カンヌ、カヌレなど好物を買う。
お茶は、向かいのカフェ・カイラに入る。
代々木公園で、毎度のソフトクリームを食べたので、ボリュームのあるパンケーキは重すぎる。そこで、抹茶ゼリーとマンゴーティーを注文した。
ところが、テーブルに届いたのは、抹茶ゼリー・ラテ。なんと、「ラテ」の部分を見落として、飲み物を二つも頼んでしまった。
一人で二つの飲み物を、同時に注文する人も珍しいだろう。なんだか、ばつが悪いやら、ちょっと恥ずかしいやら。
でも、喉も乾いていたし、ま、いいか。
帰宅して、デュヌ・ラルテのパンを美味しく食べて、撮ってきた写真と昨年のとを見比べてみる。
昨年のバラもとても美しく、フラワーランドは、神代植物園なみに花の手入れが行き届いているのだと実感する。
毎年見に行きたい、東京の隠れたバラの名所である。