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2016年6月3日金曜日

Bunkamura「松井ヨシアキ展 ー パッサージュの散歩者」~ドゥ・マゴ・パリ~マニー


今日は、Bunkamuraで開催されている「松井ヨシアキ展 ― パッサージュの散歩者」を見に行ってきた。




先日「国定・国芳展」に来た際に、1階ギャラリーで展示されている、ピエロの絵のおしゃれなタッチと色彩の美しさが目を引いて、何とか開催期間が終わらぬうちに、また来ようと考えていたのだった。

加えて、そのときの半券の割引を利用して、ドゥ・マゴ・パリでの「国定・国芳展」に因んだランチメニューを食べたいというのも、捨てがたい動機になった。

まずは、例によって、ランチの時間が終わる10分弱前に滑り込む。


 カボチャの冷製スープも、アナゴのテリーヌも、とても美味しかった。

ドゥ・マゴはちょうど20年前の5月、ヨーロッパ旅行をした最後の日に、パリの街を一人迷いながら歩いて、やっと見つけて入ったカフェなので、ちょっとだけ懐かしい気持ちになった。


吹き抜けのテラスの見事なダリア。
次回はここで、名物のタルト・タタンを食べてみたい。

そんなパリの通り道(パッサージュ)の風景をテーマにした松井ヨシアキ氏の絵画展であるが、どことなく郷愁を漂わせ、ピエロやギャルソン、さまざまな人々の集う街角の通りやカフェのデッサンや色合いが、なんとも懐かしく、暖かい気持ちにさせてくれる。



聴力を失っている松井氏が描くパリの下町の人々の風景からは、パリの喧騒や哀愁を帯びたバンドネオンの音色が聞こえてくる。
ちょうど、メトロで電車を待つ間に演奏されていた「ラ・クンパルシータ」や、お馴染みの「パリの空の下」などのメロディーが蘇ってくるのである。


オリジナルリーフレットを購入すると、目の前で松井氏がササッと絵を描いて、サインしていただける。
いつか本物の絵も手に入れたいものだ。


最後は、これまたフランス雑貨の輸入店のマニーに寄る。店内は撮影禁止。


白いブリキ缶やカトラリー、植物の絵やシールなどを購入して帰り、今日は丸ごとパリーな一日となった。






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