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2016年5月23日月曜日

初夏の薔薇の園(1) 旧古河庭園の薔薇と日本庭園


良く晴れて、強い日差しが眩しい初夏の日。
旧古河庭園と、代々木公園のバラを見に出かける。

JR駒込駅を降り、六義園と反対方向に歩いて12分。
旧古河庭園に着くと、まずは、大きなブラシの木が迎えてくれる。


入口付近には、ジャーマンアイリスも咲いていた。花弁が大きく、一際美しい。


薔薇の館として有名な旧古河庭園ではあるが、今回は訪れたのがやや遅かったようで、全体としての見ごろは過ぎてしまっていた。


マスケラード

サハラ'98

アンジェラは、今が盛り。



シンデレラ

緑光


それにしても、何十年も前に一度訪れているものの、殆ど記憶に残っていない。
しかも、奥の日本庭園にまでは足を伸ばしておらず、初めて来たような新鮮さがある。

新緑も過ぎて、だいぶ緑が濃くなってきた。
サツキの花はこれからだ。 



日本庭園の方へ降りていくと、更に豊かな緑に包まれる。


心字池と雪見灯籠
カエデの木もたくさん植えられており、秋の紅葉も楽しみである。

古い土蔵(書庫)


緑に包まれたお茶室

 想像以上に広い敷地の、典型的な回遊式の日本庭園を巡って、また洋風庭園のほうに戻ってくる。まさに和洋の庭を、同時に楽しめる造りになっている。

旧古河庭園は、「武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴です。この土地はもと明治の元勲・陸奥宗光の邸宅でしたが、宗光の次男が古河財閥の養子になった時、古河家の所有となりました(当時の建物は現存していません)。現在の洋館と洋風庭園の設計者は、明治から大正にかけて、鹿鳴館、ニコライ堂、旧岩崎邸庭園洋館などを手がけ、日本の建築界の発展に多大な貢献をした英国人建築家のジョサイア・コンドル(1852~1920年)です。日本庭園の作園者は、京都の庭師・植治こと小川治兵衛(1860~1933年)で、洋風庭園に勝るとも劣らない魅力的な名庭を造りあげています。旧古河庭園は、大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在であり、平成18(2006)年1月26日に『旧古河庭園』(文化財指定名称)として国の名勝に指定されました」(パンフレットより)とある。

「英国貴族の邸宅にならった古典様式」の館内で、お茶をすることもできるが、混雑して順番待ちで、とても入れそうにない。



秋の再訪の際には、お茶だけでなく、是非館内ツアーに参加してみたい。



旧古河庭園の庭を一通り巡ったのち、次の目的地である代々木公園へと急ぐ。





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