今日は姪の再就職祝いの会食。
姉と3人で青山のピッツェリア・サバティーニに行く。
いつものように、ランチの時間帯の終了ギリギリに滑り込み。
少し前に姉たちは入店しているので、Lineに送られたメニューを見て、私の分もリクエストしておいた。
こちらの店は、イタリアンの老舗、リストランテ・サバティーニのカジュアル版となり、同じビルだが、当然ながら入り口は別である。
ピッツァがメインで、お味の方はそれほど変わらないとのこと。
前菜、ピッツァorパスタ、ドルチェ、コーヒーのそれぞれを、ランチメニューの中から選べるのが嬉しい。
それにしても、ピッツァのボリュームが凄い!一人で来店してオーダーした場合、全部食べきれるだろうか?
美味しくいただき、すっかりお腹は満たされたので、明治神宮御苑の花菖蒲園まで歩いていくことにした。
明治神宮を訪れたのは、若い頃に、大晦日から元日にかけての、あの押し合い圧し合いの初詣で来て以来のこと。
日中に歩いた覚えはない。
改めて、鳥居の高さと、緑の豊さ、静謐さ、広大さとに、厳かな気持ちも湧いてくる。
御苑に入り、南池に寄ってから、花菖蒲田へと向かう。
元々ここは稲田だったものを、明治天皇が昭憲皇后を慈しむために、明治26年(1893年)に花菖蒲田に改めたとのこと。
約120年間、毎年ここでハナショウブの花が咲いている計算になる。
田は縦長の配置になっていて、やや写真は撮りづらい。
奥の方は、大分見ごろを過ぎていた。ハナショウブは一日花なので、終わった花がらを摘むのも大変な作業だろう。
今年は、紫色のグラデーションを十分に堪能した。
これで、都内のハナショフブの名所は、見納められたので、次はいよいよ、アジサイを求めて出かけることになる。
どこに行くかを決めるのが、また楽しみの一つである。
ハナショウブと言えば、皇居・東御苑が有名である。
30年以上前のサツキの季節に、ここへやって来たはずだが、同じ時期に咲くハナショウブを見た記憶がない。
苑内の様子もイメージと違っていて、何かの勘違いなのか。
まずは、大手門をくぐって、花菖蒲園に向かうアプローチ。
木々の緑の鮮やかさに目を見張る。
ここは、二の丸雑木林という、昭和天皇が武蔵野の面影を再現するために植樹された雑木林群である。
この道の先に、花菖蒲園がある。
ヤマアジサイが、やさしく風に揺れていた。
到着すると、規模はそれほど大きくないが、ほぼ満開のハナショウブが目の前に広がった。
庭全体の風情も、花の質も極上であることが、すぐに見て取れる。
水辺の景観も素晴らしい。
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| ヒメコウホネ |
ふと見ると、サルスベリの木が数本、池の周りに植樹されている。
見事な枝っぷりで、これは花の少なくなる夏場に訪れる楽しみができた。
滝を囲む、グリーンのバリエーションの演出が見事。
池には、金銀や錦に輝く、極上の鯉が優雅に泳いでる。
こんなに美しい鯉を見たのは初めてだ。
さすがは皇室の庭ということだろう。
すべてに手入れが行き届き、すべてにおいて、極上のものが集められている。
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| 藤娘 |
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| 萬代の浪 |
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| 四方の海 |
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五月晴
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浦安の舞
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| 諏訪の茶屋 |
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| シロツメクサ |
こんな素晴らしい庭園を、無料で散策できる喜ばしさ。
これからも、四季折々に、訪れるとしよう。
帰りはヴィロンで、お茶とスィーツで締めるつもりだったが、ティータイムは間もなく終了で、ドリンクのみになるとのこと。
パンを買って、注文したアイスコーヒーの美味しさと言ったら、これまた、極上の味わいであった。次は是非ランチを賞味したい。
六義園を後にして、急ぎ小石川後楽園にやってくる。
まずは、ハスの葉の鮮やかなグリーンが目に留まる。
お目当てのハナショウブは、ほぼ見ごろを迎えていた。
すべて一斉に咲きそろうことはないにしろ、蕾もまだ多いので、最盛期はもう少し後なのかも知れない。
ふと見ると、番のカモがハナショウブの水路を忙しなく泳ぎまわっている。
ひと回りして戻ると、陸に上がってお休み中。
そして、完全に睡眠のポーズ。
最盛期手前とはいえ、ほぼ咲きそろったハナショウブの群落の、白から紫への色彩のグラデーションはやはり美しい。
さまざまなアングルでハナショウブを堪能したあと、広い庭園内を少し散策してみる。
新緑の時期は過ぎたが、まだ深緑に至らない木々の緑は目に優しく、清々しい。
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| 蓬莱島 |
ここでもカモが、自分が主役だと言わんばかりに、景観の中心で寛いでいる。
涵徳亭の辺りも、見事なグリーンに囲まれている。
紅葉の頃は、さぞ美しい景観を楽しめるだろう。
西湖の堤では、一羽の大きなサギが、微動だにせず、佇んでいた。
その姿は、まるで思索に耽っている哲学者のようだ。
振り返ると、まだ哲学するサギは屹立したままだった。
名残り惜しい気持ちを置いて、今日一日歩き回って得た、湧き上がる満足感を胸に、足早に帰路に就く。
小石川後楽園