本日のお出かけのメインは、丸の内・KITTE(キッテ)。
その前に、新東京ビルの紫野和久傳に寄るが、ランチは2時で終了とのことで、今回は見送り。
それほど空腹なわけでもないので、同じビルのPAPAS CAFEで一休み。
ウィンドウから見える店内の、クラシカルでお洒落な空間が気になって、入って見たくなったのだった。
続いて、本と雑貨の マルノウチリーディングスタイル へ。
カフェも併設されていて、ここでもゆっくり読書に集中できそう。
KITTEは、旧東京中央郵便局の一部を保存して建て替えられた、日本郵便が初めて手掛ける商業施設。
1933年から2008年まで使用された旧局舎は、天井が非常に高く、威厳のある佇まいの、丸の内を象徴する歴史的建造物の一つであった。
取り壊す際には、それなりの抵抗があり、侃々諤々議論が戦わされたのを思い出す。
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旧東京中央郵便局長室の展示コーナー |
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窓から望む東京駅舎 |
トライアングルのフロアに囲まれた空間は、吹き抜けになっていて壮観。
アート系、ナチュラル系、伝統や匠の銘品などを扱う個性的なショップが集まっている。
6階の屋上ガーデンからは、東京駅舎を間近に見下ろせる。
朝から降っていた雨も止み、空も明るくなって、気持ちのいい風が吹き抜ける。
東京駅から1分。ベンチに座って、時間を忘れてのんびりするのも良さそうだ。
KITTE
先週は30度あった気温が、今日は18度まで下がって、いきなり長そでの服と上着が必要になる。クリーニングに出す前に、一回しか着用していないリネンのワンピースを着ようと思っていたのに、もう出番はなさそうだ。
首にストールを巻いて家を出たが、それでもまだ肌寒い。
本日向かうは、表参道のカフェ、LOTAS(ロータス)。
お供の本は、ダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー・上』。
この文庫本は、昨年末アマゾンで上・下巻を共に購入したが、いつもながらに複数冊読み進める癖があって、春ごろまで浮世絵本が優先されるうちに、お気に入りのブックカバーごと行方不明になってしまっていた。お揃いのトートバッグに入れたまま、どうせスタバに行くときに持っていくのだからと、しばらく放っておいたのがよくなかった。いざ読もうと思った時には、あるはずバッグの中にはなく、どうにもこうにも見つからない。
例によって、床下の小人たちの仕業に違いない。中古も出回っていないので、買うのは気が引けるし、どうせ買った途端にひょこっと見つかるのが落ちだ。
しかし、とりあえず図書館で単行本を借りてみたものの、非常に興味深い上に、私にとっては大切なテキストでもあるので、思いっきりマーカーできないまま読み進めるのがつらい。
ということで、見つかる当ても全くないので、結局再びアマゾンで購入することになった。
何とも情けなく、そして、私らしい極小エピソード。
さて、明治神宮前駅に着いて、目指すLOTASは、先日行った文房具カフェのすぐ先にあるので、ほんの少し回り道になるが、表参道沿いの伊藤病院のところで左に曲がるのが分かりやすい。
しかし、グーグルマップのルートでは、少し手前から曲がって裏を通る道が示されている。そこで、横道に逸れて、これまた毎度のことで、方向感覚を失い、かなり遠回りになってしまった。急がば回れの教訓を無視し続ける、これも私の悪い癖。
途中、普通の家か、何かのショップか、グリーンの見事なエクステリアの建物が目に入る。
今日は、ここ、Mr.FARMER に来ようと考えていたが、お一人様となったので、急遽予定変更。
小径を挟んで、その並びにLOTASがある。入口が美容室のような、バーのようなドアで、一見カフェのように見えない。
照明も暗めで、おまけにサングラスをしたままだったので、段差に気づかず、思いっきりコケそうになった。
地下に案内されると、うって変わって、吹き抜けの天窓から外光が明るく注ぐ、一番奥の席につく。
ランチが4時まで、と嬉しいサービス。
生ハムの濃い塩加減とパスタのバランスが良く、とても美味しかった。
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名物のクマちゃんショコラのアイスクリーム添え |
フムフムと鉛筆でマーキングしながら、読書もたっぷり集中できた。
充実のスィーツで、どれも試してみたくなる。
LOTASは、東京のカフェと言えば・・・と、全国的にも有名な、何でもカフェブームの先がけとされる店だそう。
LOTAS
カフェブームの立役者、山本宇一さんが誇る《東京》の小粋なカフェ4選
そう言えば、6月頃にmontoak(モントーク)でお茶していた。店の雰囲気も似ている。
また、行ってみたいカフェがあちこち増えた。