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2016年9月26日月曜日

高麗巾着田の曼珠沙華

高麗巾着田

昨日、地元のお寺に眠る父母のお墓参りに行く車の中から、道路わきに曼珠沙華が綺麗に咲いているのが目に留まった。
すると急に、高麗巾着田の、あの群落を見に行きたくなってきた。

今年は台風が直撃し、雨ばかりの天気なので、花の生育が悪いのではないかと思い込んでいたが、実際花を目にしてみると、殆ど影響を受けていない様子。
早速、ホームページを検索してみると、最盛期をやや過ぎたところなので、あわてて今日行ってみることにした。


水天の碑

鹿台橋より巾着田を臨む

やはり、見ごろを過ぎた花も多く、気が付くのが遅すぎたようだが、つい先日まで連日の雨で、タイミングを逸するのも致し方ないとも思える。

それでも、高麗川の下流に向かう所々では、まだ蕾も残る、瑞々しい曼珠沙華を堪能することができた。





最初にここを訪れたのは、もう35年くらい前のこと。その頃は、現在のような観光スポットにはなっておらず、季節になると高麗川沿いに自生する群落を散策する際も、それほど人に会うこともなかった。

それが、20年くらい前には見晴らし台もでき、観光ポスターや口コミで多くの見物客で賑わうようになっていた。



最近よく見る黄色かかった白い曼珠沙華。
蕾もまだまだある。





そして今回、以前あったかどうか記憶にはない、「わいわい橋」という大きな橋が架かっているのを発見。
上から曼珠沙華の群落を俯瞰することができた。




お土産や地元名物の出店も多く、随分とにぎやかになっていた。
お猿さんも芸を披露して奮闘中。

巾着田には牧場もあるので、お馬さんも間近に見られる。

私有地の農家の蕎麦の花が満開になっていた。
蕎麦の実が生り始めたと、地元の方が実の部分(花の下の淡いグリーンの部分)を教えてくれた。
他にも季節の花々が咲いており、秋の訪れを実感する。
コムラサキ


キバナコスモス

フヨウ
広大なコスモス畑は台風の影響でなぎ倒され、殆ど花を付けていないのが残念。

帰りは、先日訪れた際にまた来ると決めていた、阿里山カフェの高麗川を臨むテラスで、コーヒーとケーキをいただくことにした。

ベイクドバナナチーズケーキを一口食べたところ
今日訪れた、他では見られない500万本あるという巾着田の四方に広がる曼珠沙華の赤い絨毯は、さすがに圧巻だった。

季節を味わいに、また来るとしよう。