20数年ぶりの高麗郷のウォーキング。
と言っても、かつてのように、巾着田からぐるっと回って、聖天院や高麗神社まで足を伸ばすといった、ハードな行程はもう無理。
そこで、今日は民家や沿道の花々をウォッチングしながら昔の懐かしむ散策と、ベジタリアン食の阿里山カフェで食事をするというプランにした。
所沢から飯能まで、僅か17分間をレッドアロー号に乗って、ちょっぷり旅気分。
まずは、高麗駅のシンボルのトーテムポールがお出迎え。
昔とちっとも変らぬ駅前の風景だが、トーテムポールは新しいものに代わっていた。
さっそく巾着田へ行く途中、夏の花・ノウゼンカズラが目に留まる。
巾着田の入り口付近に、阿里山カフェがある。
高麗郷を散策した帰りに寄る予定。
巾着田は、近年の西武線沿線の観光ポスターの宣伝などで、曼珠沙華のシーズンともなると、たくさんの人たちが訪れるようになっている。
こちらの水車小屋も、そんな訪問客が増えてきた中で建てられたものだ。
巾着田では、曼珠沙華だけではなく、以前は、レンゲソウ、コスモスもとても美しく咲き誇っていたが、今はどうなのだろう。
久々に訪れてみると、ハスの花が一面に植えられていた。
ハスは午前中咲いて閉じてしまうので、午後3時近くになると、あまり開花しているハスを見られなかったのが残念だ。
奥の曼珠沙華が咲く辺りには、花盛りをとうに過ぎてしまっていたが、アジサイが列をなして植えられているのも新な発見だった。
ドレミファ橋も様子が変わっていた。以前は、一本の橋ではなく、ド・レ・ミ・ファ・・・と、一つ一つ丸く分かれた橋を踏んで川を渡ったように記憶している。
巾着田を後にして、今度は満蔵寺へ向かう。
途中の沿道の花々。
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ダリア |
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タチアオイ |
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ウズアジサイ |
懐かしい満蔵寺。秋になるとイチョウの黄葉が美しい。
この辺りを歩いていると、あちこちに花々や長閑などことなく懐かしい風景に触れることができる。
野菜作りにも精が出る。
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スモークツリー |
何やら、本格的にガーデニングをされているお宅のよう。
とってもレトロな昭和を感じさせる建物も残る。
昭和どころではなく、もっと古そう。
こちらの高麗郷古民家は、江戸末期から明治期前半に建てられた国の登録有形文化財だそうで、いつの間にか中も見学できるようになっていた。
かつて住宅の前を覆いつくしている菜の花の写真を撮ったことがあったが、春になるとまた見られるのだろうか。改めて来て、今度は家の中に入ってみようと思う。
高麗郷を小回りに散策して、阿里山カフェに到着。
店内は広々して、テラス席も気持ちがよさそう。
明日は、年に一度のフードカーニバルがあるので、テラス席はその準備が始まるところだった。
テラスの下は、何と高麗川が流れている。気持ちのいい風に吹かれて、食事したり、読書したりしに、また来ることにしよう。
ということで、店内での食事となる。
本日のスープ(ココナッツミルク・ジャガイモ)とオーガニック野菜のチャーハン、ジャックさんのにんじんケーキ、ホットりんごパイとヴィーガンアイスクリーム、オレンジスパイスティー、などなど。
歯ごたえのある野菜とビネガーの効いたチャーハンが食欲をそそる。
若い頃から、夫と共に歩き回り、両親や義母も連れて訪れた思い出の地でもある高麗郷。
少し変わって、そして殆ど変らぬ風景に、とても和んだ午後のひとときだった。